午前5時20分、バンコク国際空港に到着しました。2006年9月にオープンしたスワンナプーム国際空港は、 規模・設備・施設ともにアジア最大級のハブ空港です。新しい空港ができて、かなり広くなったと聞いてましたが、ものすごく広いです。入国検査場(イミグレーション)まで歩いて20分ほどかかりました。
イミグレーションは、新しい空港の割には、かなりシンプルです。日本と違って壁に覆われてなく、そのまま通り過ぎてもいいんじゃないかと思うぐらいです。
イミグレーションの後、荷物を引き取って、到着出口をでました。するといつものように、プラカードを掲げた旅行会社の係員や、個人名を書いた紙を持っている出迎えの人たちがいます。そしてその後ろには、まだかまだかと待ち構えているタクシーの客引きなどがたむろしています。
私は、エアポートエクスプレスバスに乗る予定だったので、「タクシー安いよぅ」という声には耳を傾けず、ひたすらエアポートエクスプレスバス乗り場を目指して歩きました。
空港の中は空調がきいており、非常に快適でした。探していたリムジンバス乗り場の場所を発見したので、まずはトイレに行きました。新しい空港の割には、トイレの内装が雑で、朝の5時だからかもしれませんが、洗面台には顔を洗いにきたり、歯磨きをしにきたり、着替えをしに来たり、次から次と入れ替わり立ち替わり人がやってきました。これもお国柄なのでしょうか。
午前6時ごろ、空港の建物の外に出ました。急にむせ返るぐらい蒸し暑く感じました。この時間で湿度がすでに70%らしいです。
宿泊するホテルに近くを通るシーロム方面のエアポートエクスプレスバスのチケットは、英語が通じたので、すんなり買うことかできました。
ベンチで座って待っていると、青のジャージで背中に"SAMA FARMS"と書かれた人や、赤いジャージを着ている人たちが大量に空港の建物から出てきます。しかもほとんどすべての人がビニール袋を提げていいます。どういう人たちなのかものすごく不思議に思いました。どなたかご存じでしたら思い教えてほしいものです。
バスがやってきました。なぜかバスが濡れています。バスに乗り込むと、アラブ系の2人から「英語話せるか?」と聞かれて、「少し話せる」と答えると、「この住所はどこか?」と聞かれました。
見ると、スリウォン通りということは分かりましたが、ホテルの名前はガイドブックを見ても載っていなかったので、分かりませんでした。なので、「バスの運転手にこの近くになれば知らせてくださいと言ってみてかどうか。」と提案しました。すると、話しかけてきた相手も納得してくれました。
しばらくすると、乗客ごとに降りるところはどこか?と尋ねる女性の係員がきました。そのアラブ系の2人が住所を書かれた紙を見せると、場所は分かったと答えたのでこちらも安心しました。私の宿泊するホテルも伝えると近くで停車すると言ってくれました。
6時25分にバスは出発しました。乗客は私を含めて5人いました。高架道路に覆われた屋根を抜けると大雨でした。バスが濡れている理由がわかりました。事前に調べた天気予報では晴れのはずだったのに、タイに来た初日から大雨とは何とも縁起が悪いです。
バスは他の車にどんどん抜かされながらのんびり進みます。エクスプレスとは思えない遅さです。高架道路を下りて高速道路とは別の一般道に差しかかりました。あたりは滑走路のほかは何もありません。360度あまりにも平坦すぎて変化のない大地です。改めて大陸やな、日本は山あり谷ありで狭く感じますが、タイは全然違います。
20分ほど経って前を見ると、高速道路の支柱がありました。かなり細いです。強度は大丈夫なのか?耐震基準はあるのか?と思うような日本ではありえないような細さでした。
1時間ほどして、目的地のスリウォン通りに到着しました。バスを降りるときに先程のアラブ系の2人が笑顔で手を振ってくれました。
バスを降りてから地図を広げようとしたその瞬間、後ろからタイ人のおっちゃんが「ホテルは決まっているのか?」「ホテルはどこか?」と声をかけてくれました。
「ターンタワンホテルだ」と答えると、「この道をまっすぐ行って右手に見えるターンラマダホテルの反対側だ」と教えてくれました。
初めはものすごくあやしいと思ったのですが、親切にも事細かに教えてくれたので、助かりました。途中、何回か声をかけてくれたタイ人のおっちゃんみんなから教えてもらったので、タイの人は親切だなと思いました。おかげで、無事、ホテルに到着できました。
エアポートエクスプレスバス
バンコク・スワンナプーム国際空港とバンコク市内を結ぶエアポートバス。
バス停は1階のクーポン食堂(Magic FOOD POINT)の前にある。
チケット売場の係員にホテルや住所名を言うと、どの路線に乗って、どこで下りれば良いかを教えてもらえる。
バスは、チケット売場の後方に停車している。
バスの側面にはAE1~AE4と表示されている。また、現在どのバスが停車しているかもチケット売場の左側の柱に紙で掲示されている。
乗客が少ない場合は、ホテル前や指定した場所(駅など)で降ろしてもらえる。
また、出発の際は運転手に各人がどこで降りるかの情報が伝えられているので、心配は特にいらない。
下記の4路線があり、30分おきに発着している。
料金は1人150バーツ。
[AE1]空港 ~ シーロム線
[AE2]空港 ~ カオサン線
[AE3]空港 ~ スクンビット線
[AE4]空港 ~ フアランポーン線
なお、市内からの空港行きバスは4階出発ロビーに止まる。