パッポン通りの東側あるタニヤ通りは、ソイ・イープン(日本人街)と呼ばれ、日本語の看板を掲げたバーや、クラブが多くあります。ショッピングセンターのタニヤ・プラザには、旅行会社や、ゴルフショップ、みやげもの屋などが入っています。
宿泊しているホテルから、タニヤ通りは歩いて5分なので、夜の街にもかかわらず早朝から歩いてみることにしました。
シーロム通りのスカイトレイン(BTS)サラディーン駅横からスリウォン通りまで直交しているのがタニヤ通りです。
タニヤ通りを正面にして目にした瞬間、、驚きました。本当に日本語の看板しかありません。看板には、クラブ蝶、ニュー楠、バンコク女学園、サクランボ、琥珀、赤いグラス、青山、再会、瀬里奈、Mixiといった看板があります。
しかも看板の横には必ずジェーシービーカードのマークがついています。これには笑えました。日本ブランドのカード会社のマークを表示することで安心、安全、そして信頼のおける店であることをアピールしているのでしょう。だいたいどこの店でも1時間600バーツから800バーツぐらいのようでした。
夜は店の前に立って、女性たちが声をかけてくるんだろうなあというのは想像に難くないですが、朝のタニヤ通りは生活臭がします。
通りの右手には屋台街があり、焼いたり、揚げたりしている煙やにおいが強烈です。またそこでは多くの人たちが食事をとっています。先程の看板のある店の前では、屋台で買ってきたであろう食べ物でみんなが階段などに座って女性が朝食をとっています。
繁華街の店の前で食事をとることは、日本では見ることができない光景かと思います。夜の街で働く女性は、バンコク以外の地方出身者が多いと聞きました。タイは貧富の差が激しく、夜の街で働く地方出稼ぎ組の女性も手に入れたお金をできる限り仕送りするために、食費をできる限り押えようとしているのかもしれません。タイ人の微笑みの裏側にあるものを少し垣間見たような気がしました。
タニヤプラザの2階は、ゴルフショップだらけです。駅横のタニヤビル2階は、散髪のQBハウス、100円ショップのダイソーがあります。各店の店員さんはタイ人ですが、日本語で書かれているので、日本に戻ってきたかのような錯覚に陥ります。
違うといえば、ビルの中にタイ軍射撃場があることぐらいです。ダイソーの隣にタイ軍直営の射撃場があるのも妙な組み合わせです。
その他、タニヤ通りには、日本料理店の寿司の「築地」、ラーメンの「らぁめん亭」や、焼肉屋などもあり、奥手のスリウォン通り近くには、たこ焼き屋までもがあります。日本食には事欠かないように思います。